Azureポータルでリソースプロバイダーの登録をする

Azureポータルでリソースプロバイダーの登録をする

Clock Icon2021.07.22

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いわさです。

Azure AD B2Cの検証をすべくテナントの作成を試みましたが、以下のエラーが表示され、失敗しました。

サブスクリプションは、名前空間 'Microsoft.AzureActiveDirectory' を使用するように登録されていません。

サブスクリプションで初めてAzureAD B2Cを作成する際に発生します。
解決するためにリソースプロバイダー登録が必要です。
サービス毎にオプトインするイメージです。

リソースプロバイダーの存在を知らないと、エラーに最初戸惑うかもしれません。
存在の共有と、対処方法を記しておきます。

登録前の事象

リソースの新規作成から、Azure AD B2C テナントを選択し、情報を入力します。

ちなみに、リソースの検証は成功します。

検証に成功したので、リソースの作成操作を行ってみましょう。

冒頭で紹介した、エラーが発生しました。

リソースプロバイダーの登録エラーを解決

いくつかのサービスは既定でサブスクリプションに登録されているものがありますが、それ以外のものは明示的な登録が必要です。
解決するために、リソースプロバイダーの登録を行う必要があります。
登録操作は、Azureポータル上からもしくはAzureCLIを用いて実施します。

AzureポータルがGUI操作で登録する場合

対象のサブスクリプションを開き、メニューからリソースプロバイダーを選択します。

ActiveDirectoryを選択し、登録を行います。

登録されました。

コマンドで登録する場合

PowerShellモジュールを使います。
Azure Cloud Shellを使うと、利用中のサブスクリプションに接続済みで、CLIコマンドも準備済みの環境が利用出来ますので使ってみます。

Azure Cloud Shellの初期化が終わったら以下のコマンドを実行します。

Register-AzResourceProvider -ProviderNamespace Microsoft.AzureActiveDirectory

確認

では、改めてAzure AD B2Cでテナントの作成が出来るか試してみましょう。

登録されました。

まとめ

Azureではデフォルトで登録されていないリソースプロバイダーが結構あります。
リソースプロバイダーの登録が必要という前提でサービスを使い始めると、未登録に関するエラーが出ても困らないと思い、本日は紹介しました。

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